鹿児島大学 石畑名誉教授が、パパイン酵素、ポリフェノール、β‐クリプトキサンチン、イソチオシアネートなど、カラダに有効な成分を含むパパイヤの健康食品としての研究を紹介するサイトです。


私は長年パパイヤやアセロラなどの「熱帯果樹」を研究してきましたが、最近は未熟な青パパイヤの実とパパイヤの葉が持つ「豊富な栄養と、人の機能性向上への大きな可能性」に惹かれ、フルーツとしてではなく「機能性植物」としての側面からパパイヤの研究を続けています。
コロンブスのパパイヤ発見以来、青パパイヤの実やパパイヤの葉は、東南アジア・太平洋諸島の熱帯地域やオーストラリアで、長年にわたって健康の維持・回復など健康食材や民間薬品として利用されて来ました。日本でも沖縄などで古くから、果物としてはもちろん野菜(青パパイヤ)やお茶(パパイヤの葉)としても利用されています。
オーストラリア原住民のアボリジニは、パパイヤの葉と茎から煮出した抽出物を病気予防や健康増進などに利用し、ガン治療に使っていたといいます。またベトナムではパパイヤの葉を煎じたものが腫れ物を治すものとして使われ、ガンの民間療法としても広がりました。近年では世界各国の科学者もパパイヤに注目して研究を重ね、さまざまな効果や可能性が学会や論文で発表されています。(Oleiar W.M.et al,1998, Dang N.A.2005)日本の沖縄では青パパイヤを「万寿瓜(マンジュウイ)」と言い、昔から産後の回復に良く母乳を出やすくしてくれるとされています。
パパイヤには多くの機能性成分が含まれていることから、古くから健康のために南国の人々に利用されていました。
パパイン酵素をはじめとした酵素、
赤ワインの約7.5倍ものポリフェノール、
機能性植物や免疫力をアップさせるといわれる
イソチオシアネートやβ-クリプトキサンチンなど
古くから南国の人々に薬用的に親しまれたのは、青パパイヤとパパイヤの葉に含まれる有効成分でしょう。
代表的なものはパパイン酵素をはじめとした天然酵素が豊富だということ。その総量は酵素が多いパイナップルの約六倍とされ、食物分解酵素を最も豊富に含む植物といわれています。この酵素が活性酸素の除去などに貢献すると言われています。
また、青パパイヤとパパイヤ葉には、健康に有害な活性酸素を除去する抗酸化成分ポリフェノールは赤ワイン約7.5倍に相当する量が。発がん抑制効果や免疫力向上の効果があるといわれる色素成分カロテノイドの一種β-クリプトキサンチンやイソチオシアネートが含まれることが分かっています。

オーストラリアの原住民や東南アジアで、民間治療として行われるパパイヤの葉を煎じた煮だし汁を飲み、腫瘍やガンを治すという方法。根拠は解明されていませんが、一部の症例を報告します。
2008年に進行性皮膚がんと大学病院で診断され、切除をすすめられるが高齢のため拒否。2ヶ月間パパイヤ葉の煮出し汁を朝晩50mlずつ毎日飲用し、抗がん剤などの化学療法を受けずに改善。

パパイヤ葉を飲む前

2ヶ月後
2007年春に子宮がんのステージⅢと診断され、化学療法を受ける準備に入る。その間、1ヶ月間、パパイヤ葉の煎じたエキスを服用。1ヶ月後に子宮ガンステージⅢがステージⅠになったため、化学療法は延期される。
上記のパパイヤの葉の抽出液は、薬ではありません。
予防医学的にまた健康や美容目的で毎日飲むことをお勧めします。